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日本郵便の国際郵便が2027年2月から値上げ|EMS平均37%・米国向け500gは7,400円に

日本郵便は2026年10月9日、国際郵便料金を2027年2月1日から改定すると発表しました。報道によると、平均の値上げ幅はEMSが約37%、小包が約39%、通常郵便物が約35%で、料金によっては最大2倍になります。EMS 500gの米国向けは3,900円から7,400円です。変わる点と、越境ECや個人の発送で今のうちに考えておきたいことを解説します。

公開: 最終更新: 読了目安 約5分執筆: 深見裕介(Kohaku代表 / 国際発送支援サービスHassoo運営)
対象: 全世界(日本発の国際郵便)情報確認日: 2026年10月10日
日本郵便の国際郵便が2027年2月から値上げされることを解説するイメージ。Hassooのロゴと「日本郵便の国際郵便 2027年2月から値上げ」の見出し、EMS平均約37%・小包約39%・通常郵便約35%の値上げ幅、米国向けEMS 500gが改定前3,900円から改定後7,400円になる例と「料金によっては最大2倍」の吹き出し、2027年2月1日実施・EMSの6kg以下は1kg刻みへ・越境ECは送料の再設計が必要という4つのポイント、国際郵便の荷物と航空機の写真

日本郵便は2026年10月9日、国際郵便料金を2027年2月1日から改定すると発表しました。報道によると、平均の値上げ幅は、EMSが約37%、小包が約39%、通常郵便物が約35%の値上げです。料金によっては最大で2倍になります。たとえばEMS 500gの米国向けは、3,900円から7,400円になると報じられています。3〜4年ぶりの大きな値上げで、越境ECや個人の発送の費用に直接影響します。

この記事の要点

  • 日本郵便が2026年10月9日に発表。実施は2027年2月1日から
  • 対象は、EMS・小包郵便物・通常郵便物と、輸出入申告代行手数料など
  • 平均の値上げ幅は、EMS約37%、小包約39%、通常郵便物約35%。料金によっては最大2倍
  • 例:EMS 500gの米国向けは3,900円から7,400円、中国・韓国を除くアジア向けは1,900円から3,800円
  • EMSは全地帯・全重量帯で改定され、6kg以下の重量区分は1kg刻みに変わる
  • 越境EC向けに、国際エアパケットの割引を2027年度中に新設する予定
  • 本記事は報道にもとづく。正式な料金表は日本郵便の案内で確認が必要

何が決まったのか

日本郵便の発表(2026年10月9日、記者説明会あり)にもとづく報道では、次の内容が伝えられています。

項目 内容
実施日 2027年2月1日
対象 EMS郵便物、小包郵便物、通常郵便物。航空便・SAL便・船便を含む。輸出入申告代行手数料も対象
理由 世界的な物価上昇、原油価格の高騰、円安による国際輸送費・海外の配達費用の上昇
前回の改定 EMS・小包は2022年6月、通常郵便物は2023年10月

どれくらい値上がりするのか

報道されている主な数字は次のとおりです。

区分 平均の値上げ幅 例
EMS 約37% 500gの米国向け:3,900円から7,400円(約1.9倍)
EMS 同上 500gの中国・韓国を除くアジア向け:1,900円から3,800円(2倍)
小包郵便物 約39% 保険料:400円から960円(最大140%の値上げ)
通常郵便物(はがきなど) 約35% 日本経済新聞の見出しでは、はがきは4割高

料金によっては最大2倍になる一方で、料金の決め方(規格)が見直されるため、従来と変わらない例や、安くなる例もあるとされています。自分が送る荷物の送り先・重さで、新しい料金表を確認する必要があります。

なお、平均の数字は報道によって「約4割」とまとめられることもあります。ここでは、数字が一致していた共同通信系の記事と、LNEWS・ロジスティクス・トゥデイなどの報道にもとづいています。

EMSで変わる点

EMSについて、報道では次の変更が伝えられています。

  • 全地帯・全重量帯で料金を引き上げる
  • 6kg以下の重量区分を、小包と同じ1kg刻みに変更する
  • 2万円を超える損害要償額の追加料金を変更する(変更後の金額は、報道では確認できませんでした)
  • EMS封筒(マチなし)の料金を改定し、EMS封筒(マチ付き)は在庫がなくなり次第、販売を終了する

重量区分が変わるため、「今の料金から何%上がる」と一律には言えません。500gや1kgなど、よく送る重さごとに、新しい料金表で確かめてください。EMSの補償の仕組み(申し出がなければ2万円)は、EMSとFedExの違いは?で解説しています。

小包・通常郵便物で変わる点

  • 小包郵便物:航空便・SAL便・船便のすべての料金と、保険料を改定。同時差出割引率も変更
  • 通常郵便物:書状、はがき、印刷物などの料金を改定。国際特定記録料、書留料、保険料と、同時差出割引率・月間差出割引率も変更
  • 輸出入申告代行手数料も改定の対象

越境ECの事業者向けの支援策

値上げとあわせて、日本郵便は越境EC向けの支援を打ち出しています(2027年度中の予定)。

  • 国際エアパケットの割引料金を新設:小口の荷物を追跡できるサービスで、取扱地域は2026年6月に全世界へ広がり、利用が大きく伸びていると説明されています。割引の具体的な内容は最終検討中で、確定したら案内されるとされています
  • 国際宅配便(ゆうグローバルエクスプレス)の新しい配送サービス:内容の詳細は未発表です

国際特定記録の割引を設けるという報道もありますが、報道によって記載に差があるため、詳細は日本郵便の発表を待つ必要があります。

今のうちに考えておきたいこと

実施は2027年2月1日なので、それまでの差し出しには現行料金が適用されると考えられます(適用の基準日は、日本郵便の案内で確認してください)。そのうえで、次の見直しをおすすめします。

  1. よく送る荷物の送料を、新しい料金表で再計算する:重さ・送り先ごとに、2月以降の送料を確認する
  2. 販売価格や送料の設定を見直す:越境ECでは、送料の値上がり分を価格に反映するか、事業者が負担するかを決める
  3. 発送方法を比べ直す:EMSが約4割上がるなら、FedExなど民間の宅配便のほうが有利になる荷物が増える可能性があります。ただし、料金は荷物ごとに違うため、1回ごとに見積もって比べるのが確実です
  4. アメリカ向けは、関税の扱いも含めて比べる:EMSでも、100ドルを超える荷物は関税の事前支払いが必要になっています

アメリカ向けのEMSの条件は、EMSとFedExの違いは?、関税の負担の考え方はDDPとDAPの違いとは?で解説しています。

発送前チェックリスト

  • よく送る荷物の重さ・送り先を整理したか
  • 2027年2月以降の送料を、新しい料金表で確認したか
  • 販売価格・送料の設定に、値上がりを反映するか決めたか
  • EMS以外(FedExなど)の見積もりも取って、比べたか
  • 補償(EMSは申し出がなければ2万円)が足りるか、追加料金の変更も確認したか

自分で対応できるケースと、相談したほうがよいケース

自分で対応できるケース

  • 軽くて小さい荷物を、たまに送る個人の発送
  • 日本郵便の新しい料金表で、自分の送り先・重さの料金をすぐ確認できる

相談したほうがよいケース

  • 越境ECで継続的に送っていて、送料の値上がりが利益に響く
  • EMSとFedExのどちらが安いか、荷物ごとに判断できない
  • アメリカ向けで、関税の事前支払いも含めて費用を比べたい

Hassooでは、FedExを利用した国際発送について、送り先・重量・サイズに応じた料金の見積もりのご相談にも対応しています。いつも送っている荷物の情報をお知らせいただければ、EMSとの比較も含めて、進め方をご案内します。


※本記事は、2026年10月時点の報道(共同通信、LNEWS、ロジスティクス・トゥデイなど)にもとづく一般的な解説です。日本郵便の公式発表文は、執筆時点で確認できていません。金額・実施日・割引の内容は、今後の正式な案内で変わる場合があります。実際の発送前に、日本郵便の最新の案内と料金表を必ずご確認ください。

参考情報

よくある質問

A.2027年2月1日から改定されます。日本郵便が2026年10月9日に発表しました。対象はEMS、小包郵便物、通常郵便物などで、航空便・SAL便・船便のほか、輸出入申告代行手数料も含まれます。

A.報道によると、平均の値上げ幅はEMSが約37%、小包が約39%、通常郵便物(はがきなど)が約35%です。料金によっては最大で2倍になります。例として、EMS 500gの米国向けは3,900円から7,400円、中国・韓国を除くアジア向けは1,900円から3,800円になると報じられています。小包の保険料は400円から960円に上がる例もあります。

A.日本郵便は、世界的な物価上昇、原油価格の高騰、円安による国際輸送費や海外の配達費用の上昇を理由に挙げています。自助努力だけでは吸収しきれなくなったと説明しているとされます。前回の改定は、EMSと小包が2022年6月、通常郵便物が2023年10月で、今回は3〜4年ぶりです。

A.報道によると、EMSの料金は全地帯・全重量帯で改定されます。6kg以下の重量区分は、小包と同じ1kg刻みに変わります。2万円を超える損害要償額の追加料金も変更されますが、変更後の金額は報道では確認できませんでした。EMS封筒(マチ付き)は、在庫がなくなり次第、販売を終了するとされています。

A.改定の実施は2027年2月1日からなので、それまでの差し出しには現行料金が適用されると考えるのが自然です。ただし、どの日付を基準に新料金が適用されるかは、日本郵便の正式な案内で確認してください。

A.報道によると、小口の荷物を追跡できる国際エアパケットに、2027年度中に割引料金を設ける予定です。具体的な割引の内容は最終検討中で、確定したら案内されるとされています。国際宅配便(ゆうグローバルエクスプレス)の新しい配送サービスも、2027年度中に始める予定とされていますが、詳細は発表されていません。

A.今回の発表は日本郵便の料金についてのものです。FedExなど民間の国際宅配便の料金は、別に決まります。FedExの料金は燃料割増金などで毎月変わるため、1回ごとに両方を見積もって比べるのが確実です。EMSとFedExの違いは「EMSとFedExの違いは?」で解説しています。

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