アメリカから日本へ帰国する荷物の送り方|費用・手順・必要書類を解説
アメリカから日本への帰国荷物は、ダンボールにまとめてFedExなどの国際宅配便で送るのが一般的です。梱包から集荷までの手順、費用の決まり方(容積重量・関税)、必要書類、留学・海外生活からの引っ越しでつまずきやすい注意点を実務目線で解説します。
アメリカから日本への帰国荷物は、私物をダンボールにまとめて梱包し、FedExなどの国際宅配便でまとめて送るのが一般的です。基本の流れは「①箱に梱包し内容をメモ → ②サイズと重量を正確に計測 → ③内容メモを提出 → ④集荷を手配」の4ステップです。
この記事の要点
- 量が多い帰国荷物は、ダンボールにまとめて国際宅配便で送るのが基本
- 費用は「容積重量・実重量」と「申告価格に応じた関税」で決まる
- サイズと重量は正確に計測する(不正確だと追加料金の原因になる)
- スーツケースは裸で送らず、ダンボールで包むのが安全
- HSコードや容積重量は、発送代行を使えば任せられる場合がある
アメリカから日本へ荷物を送る主な方法
帰国時に荷物を送る手段は、大きく次の3つです。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 郵便(USPS等) | 少量・低価格帯に向く。日数やサイズ上限に制約がある場合も |
| 国際宅配便(FedEx等のクーリエ) | ドアツードアで追跡可能。量が多い荷物をまとめて送りやすい |
| 国際引っ越し業者 | 家具など大型も対応。手厚いが費用は高くなりやすい |
どれが最も安いかは、荷物の量・サイズ・重量、発送時期のサーチャージ、為替によって変わります。「少量なら郵便、量が多いならクーリエでまとめる」のが一つの目安ですが、複数の方法で見積もりを取って比較するのが確実です。
なお、ベッドフレームや机など解体に手間がかかる大型家具は、送るより現地で売却したほうが結果的に安く済むこともあります。
アメリカから日本へ荷物を送る手順(4ステップ)
実際の帰国配送は、次の流れで進みます。
- ダンボールに梱包し、内容をメモする — どの箱に何を何個入れたかを、簡易的で構わないので記録します。
- 箱のサイズと重量を計測する — 縦・横・高さ(cm)と重量(kg)をメジャーとはかりで正確に測ります。ここが不正確だと、後から追加料金が発生することがあります。
- 内容メモ(内容物リスト)を提出する — 品名・数量・材質・原産国・申告価格などを記載します。材質は分類に影響するため、「手袋=皮革か繊維か」のように具体的に書くのがポイントです。
- 集荷日時を決めて手配する — 希望日を伝えて集荷を予約します。発送希望日の1週間前を目安にメモとサイズ・重量を提出できると、余裕を持って手配できます。
費用はどう決まる?(容積重量と関税)
国際宅配便の料金は、主に2つの要素で決まります。
- 請求重量(容積重量 or 実重量の重いほう):軽くてかさばる荷物は、実際の重さではなく箱の大きさから計算した「容積重量」で料金が決まります。容積重量は「縦×横×高さ(cm)÷5,000」で計算します。詳しくはFedExの容積重量とは?計算方法と海外配送料金を抑えるポイントをご覧ください。
- 関税・消費税:日本に到着した荷物は、内容と申告価格に応じて課税されることがあります。関税は申告価格をもとに計算されるため、申告価格の付け方が費用に影響します。
箱の数自体は料金にあまり影響しません。1つの大きな箱に詰め込むより、中身に合ったサイズの箱に分けたほうが、合計の請求重量を抑えられることがあります。
必要書類とHSコード
海外発送では、送り状(インボイス)に品名・数量・材質・原産国・申告価格などを記載します。あわせて、商品を分類するHSコードの記載を求められることがあります。
HSコードや容積重量の計算は、発送代行サービスを使う場合は空欄のまま任せられることもあります。自分で調べたい場合はHSコードとは?調べ方と、分からない場合の対応を参考にしてください。
帰国荷物でつまずきやすい注意点
実際のご相談でよくあるポイントをまとめます。
- スーツケースは裸で送らない:破損リスクと追加料金を避けるため、ダンボールで包みます。サイズが合う箱がなければ、複数の箱をつなぎ合わせても構いません。
- 申告価格は「中古で売れる程度」を目安に:高くしすぎると関税が上がります。実際の価値を正直に、目安として中古売却額くらいで記載します。
- 材質まで書く:同じ「バッグ」でも革か合成繊維かで分類が変わります。できる範囲で材質を添えます。
- サイズ・重量は正確に:数gの誤差は問題になりにくいですが、大きなズレは追加料金の対象になります。梱包後の実寸・実重量を測りましょう。
- 受取人と支払者は分けられる:日本側の受取人を家族にして、支払いは本人が行う、といった形も可能です。
- アメリカでの集荷は余裕を持って:集荷は時間帯(例:12:00〜14:00)で予約され、時刻を指定できないことがあります。オートロックのアパートなどは、到着時の連絡方法をあらかじめ手配しておくと安心です。
自分で対応できるケースと相談したほうがよいケース
自分で対応できるケース
- 荷物が少なく、郵便のサイズ・重量の範囲に収まる
- 品目が単純で、内容物リストや申告価格を自分で用意できる
- 過去に同じような発送の経験がある
相談したほうがよいケース
- 段ボール数箱〜スーツケースを含む、まとまった量の帰国荷物
- 衣類・靴・バッグ・キッチン用品など、材質や分類がまちまちで書類作成が大変
- HSコードや容積重量、申告価格の付け方に不安がある
- アメリカ側での集荷手配や、通関・関税の見通しを事前に確認したい
まとまった量の帰国荷物は、梱包・計測さえ済ませれば、あとの書類作成や集荷手配を代行に任せることで手間を大きく減らせます。Hassooでは、FedExを利用したアメリカから日本への発送について、輸出書類の作成・集荷手配・HSコードの確認までまとめてサポートしています。発送条件(箱数・サイズ・重量・内容)をお送りいただければ、費用の目安と進め方をご案内します。
参考情報
よくある質問
A.少量なら郵便(USPS)が安いことが多く、量が多い場合はFedExなどのクーリエでまとめて送るほうが割安になるケースもあります。時期の燃油サーチャージや為替、荷物のサイズ・重量で上下するため、複数の方法で見積もりを比較するのが確実です。
A.個人使用の中古品でも、内容や価格によっては課税・消費税の対象になることがあります。原則は日本側の受取人に請求されますが、送り主が負担する形(DDP)を選べる場合もあります。関税は申告価格をもとに計算されます。
A.その品物の実際の価値、目安としては中古で売った場合に売れる程度の金額を正直に記載します。高くしすぎると関税が増え、逆に実態とかけ離れて低くしたり虚偽の申告をすると通関で問題になります。
A.裸のままでも送れる場合がありますが、破損のリスクがあり、追加料金がかかることもあります。ダンボールで包んでから発送するのが安全です。サイズに合う箱がなければ、複数の段ボールをつなぎ合わせて包んでも問題ありません。
A.発送代行サービスを利用する場合は、これらを空欄にしておいても代行側で対応できることがあります。自分で確認したい場合は、当ブログのHSコード・容積重量の記事も参考にしてください。
A.発送希望日の1週間前を目安に、箱ごとの内容メモとサイズ・重量を提出できると安心です。直前でも対応できる場合はありますが、サイズと重量は必ず正確に計測してください(計測が不正確だと追加料金の原因になります)。