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海外発送トラブル

海外発送でよくあるトラブルと対処法|追跡停止・通関保留・関税請求まで

海外発送で多いトラブルは、追跡が止まる、通関で保留される、想定外の関税を請求される、荷物が破損・紛失する、住所不備で返送されるの5つです。それぞれの主な原因と、まず何をすべきかの対処法を実務目線で解説します。

公開: 最終更新: 読了目安 約5執筆: 深見裕介(Kohaku代表 / 国際発送支援サービスHassoo運営)
対象: 全世界(例はアメリカ向け中心)情報確認日: 2026年9月23日
海外発送でよくあるトラブルと対処法を解説するイメージ。Hassooのロゴと「海外発送でよくあるトラブルと対処法|追跡停止・通関保留・関税請求・破損/紛失・住所不備を解説」の見出し、追跡停止・通関保留・関税請求・破損紛失・住所不備の5つのトラブルアイコンとそれぞれの原因の要約、Held in Customsと表示された追跡画面、Commercial Invoiceの記入例、「多くのトラブルは発送前の準備で防げる」というメッセージ

海外発送で多いトラブルは、追跡が止まる・通関で保留される・想定外の関税を請求される・荷物が破損や紛失する・住所不備で返送されるの5つです。多くは発送前の準備不足が原因で、原因が分かれば対処の方向性も見えてきます。それぞれのケースごとに、主な原因とまず何をすべきかを解説します。

この記事の要点

  • 追跡停止は数日は様子見でよいが、1週間以上動かない場合は配送会社に調査を依頼する
  • 通関保留の主な原因はインボイスの記載不備・規制品の可能性・ランダム検査の3つ
  • 関税の納付義務は原則受取人にあり、支払いたくない場合は受け取り拒否もできるが荷物は返送される
  • 破損・紛失の補償には、事前の申告価額(Declared Value)設定が重要
  • 住所不備・受取拒否による返送は、正しい住所の確認受取人との連携で防げることが多い
  • 多くのトラブルは、インボイスの正確な記載・事前の関税確認・正確な住所記載で未然に防げる

ケース1:追跡が止まった・進まない

国際発送は国内発送より通過拠点が多く、ステータス更新が数日空くこと自体は珍しくありません。まず数日は様子を見て問題ありません。

ただし、1週間以上ステータスが変わらない場合は、配送会社のカスタマーサポートに追跡番号を伝えて調査を依頼してください。書類不備や関税未払いで止まっているケースもあり、配送会社から荷送人・受取人にメールやSMSで連絡が来ている場合もあるため、あわせて確認してください。

ケース2:通関で保留されている(Held in Customs)

通関保留には、主に3つの原因があります。

  1. インボイスの記載不備:品目の説明が曖昧、原産国の記載漏れ、書類間の情報不一致など
  2. 規制品・許可が必要な品目の可能性:食品・化学物質・刃物などは、追加の許可や証明が必要になる場合がある
  3. ランダム検査:特に理由がなくても、一定割合の貨物が抽出検査の対象になる

このうち最も多い原因はインボイスの記載不備です。具体的な記載項目とよくあるミスは、インボイス(Commercial Invoice)の書き方で解説しています。食品を発送する場合は、FDA Prior Notice(PNC)のような事前手続きが必要になることもあります。

原因が分からない場合は、配送会社のサポートに追跡番号を伝えて確認するのが確実です。

ケース3:想定外の関税を請求された

関税の納付義務は、原則として荷物の受取人にあります。想定より高額な場合は、まず請求内容(HSコード・課税価格の根拠)を配送会社に確認してください。

2025年8月のデミニミス(少額免税)廃止以降、少額の貨物でも正式な関税評価の対象になっています。詳しい背景はデミニミス(少額免税)廃止とは?、関税率の事前確認の方法はアメリカ向け製品の関税率の調べ方で解説しています。発送前にこれらを確認しておくことが、想定外の請求を避ける最も確実な方法です。

どうしても支払いたくない場合は、受け取りを拒否することもできます。ただしその場合、荷物は差出人に返送されるのが一般的です。返送や未払い分の扱いは配送会社・国によって異なるため、判断に迷う場合はサポート窓口に相談してください。

ケース4:荷物が破損・紛失していた

何も申告していない場合、補償される金額はごくわずかです。高額品を送る場合は、事前に申告価額(Declared Value)を設定しておく必要があります。設定していても、梱包不備や禁制品は補償の対象外になることがあります。

補償の仕組みと請求方法は、FedExの補償・保険とは?で詳しく解説しています。梱包の基準は海外発送の正しい梱包方法を参照してください。

破損・紛失に気づいたら、追跡番号・写真・インボイスを揃えて早めに請求手続きを始めてください。請求には期限があります。

ケース5:住所不備で返送された・受取拒否された

まず配送会社に、返送理由(住所不備の詳細・受取拒否の有無)を確認してください。

住所不備は、建物名・部屋番号の欠落や番地の誤記が原因であることが多く、正しい住所を確認したうえで再発送を依頼できる場合があります。受取拒否の場合は、関税の支払いを避けたいなど、受取人側の事情が背景にあることも多いため、受取人と直接コミュニケーションを取ることをおすすめします。

トラブルを未然に防ぐ5つのポイント

多くのトラブルは、発送前の準備で防げます。

  1. インボイスを具体的かつ正確に記載する書き方はこちら
  2. HSコードと関税率を事前に確認するHSコードとは?関税率の調べ方
  3. 住所は建物名・部屋番号まで正確に記載する
  4. 高額品には申告価額(Declared Value)を設定する詳しくはこちら
  5. 梱包を配送会社の基準に沿って行う梱包方法はこちら

自分で対応できるケースと、相談したほうがよいケース

自分で対応できるケース

  • 追跡停止から数日以内で、書類不備の心当たりがない
  • 関税の請求内容が明確で、支払いに納得できる
  • 住所の誤記に心当たりがあり、訂正すれば解決しそうな場合

相談したほうがよいケース

  • 追跡が1週間以上動かず、原因が分からない
  • 通関保留が長引いており、配送会社からの案内もない
  • 高額な関税請求で、内容に納得できない、または誤りの疑いがある
  • 破損・紛失の請求手続きに不安がある

海外発送のトラブルは、発生してから慌てるより、発送前の準備で防げる部分が多くあります。Hassooでは、FedExを利用した国際発送について、書類準備からトラブル発生時のご相談まで対応しています。お困りの際は、追跡番号と状況をお知らせください。


※本記事は2026年9月時点で確認できる情報にもとづく一般的な解説です。トラブルの原因・対処法は配送会社・発送国・受取国によって異なる場合があります。実際のトラブル発生時は、利用する配送会社の最新の案内を必ずご確認ください。

参考情報

よくある質問

A.まず数日は様子を見て問題ありません。国際発送は国内発送より通過拠点が多く、ステータス更新が数日空くこと自体は珍しくないためです。ただし1週間以上ステータスが変わらない場合は、利用した配送会社(FedExなど)のカスタマーサポートに追跡番号を伝えて調査を依頼してください。書類不備や関税未払いで止まっているケースもあり、配送会社側から連絡が来ている場合もあるため、メール・SMSの確認もあわせて行ってください。

A.主な原因は3つです。1つ目はインボイスの記載不備(品目の説明が曖昧、原産国の記載漏れなど)、2つ目は規制品・許可が必要な品目の可能性がある場合、3つ目はランダム検査に当たった場合です。インボイスの記載方法は「インボイス(Commercial Invoice)の書き方」で詳しく解説しています。原因が分からない場合は、配送会社のサポートに追跡番号を伝えて確認するのが確実です。

A.関税の納付義務は、原則として荷物の受取人にあります。想定外に高額な場合は、まず請求内容(HSコード・課税価格の根拠)を配送会社に確認してください。どうしても支払いたくない場合は受け取りを拒否することもできますが、その場合は荷物が差出人に返送されるのが一般的です。返送や未払い分の扱いは配送会社・国によって異なるため、判断に迷う場合はサポート窓口に相談してください。

A.何も申告していない場合の補償額はごくわずかです。高額品には事前に申告価額(Declared Value)の設定が必要で、設定していても梱包不備や禁制品は補償対象外になることがあります。補償の仕組みと請求方法は「FedExの補償・保険とは?」で詳しく解説しています。破損・紛失に気づいたら、追跡番号・写真・インボイスを揃えて早めに請求手続きを始めてください。

A.まず配送会社に、返送理由(住所不備の詳細・受取拒否の有無)を確認してください。住所の誤記や、建物名・部屋番号の欠落が原因であることが多く、正しい住所を確認した上で再発送を依頼できる場合があります。受取人による受取拒否の場合は、関税の支払いを避けたいなど別の事情があることも多いため、受取人と直接コミュニケーションを取ることをおすすめします。

A.多くのトラブルは、発送前の準備で防げます。インボイスの記載を具体的かつ正確にする、HSコードと関税率を事前に確認する、住所は建物名・部屋番号まで正確に記載する、高額品には申告価額を設定する、梱包を配送会社の基準に沿って行う、の5点を押さえておくと、トラブルの多くは回避できます。

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